エビデンス情報

Evidence Information

こちらの情報は、企業様向けに取り扱い素材の情報提供を目的としています。一般消費者の方に向けた情報ではございません。
また特定の商品の効能効果を示唆するものではありません。

エビデンス情報

筋骨草エキス末

骨代謝改善作用を有しています。
骨にも重要な生体の基盤物質、コラーゲンの合成を促進します。
大豆イソフラボンとの併用効果を確認しています。

Ⅰ.骨粗鬆症モデルマウスに対する作用(in vivo)

卵巣摘出による骨粗鬆症モデルマウスを用い、骨代謝異常に対する作用を検討しました。

1.骨量減少に及ぼす作用

大腿骨重量、大腿骨水分含量、大腿骨灰分量、大腿骨カルシウム含量、大腿骨コラーゲン含量は卵巣摘出により著しく低下しましたが、筋骨草エキス末は有意かつ用量依存的にその低下を抑制しました。 また、筋骨草エキス末+大豆イソフラボン併用群では、各単独投与群と比較して同等あるいはそれ以上の作用が確認されました。併用群の大豆イソフラボン投与量は単独群より少ないことから、筋骨草エキス末を併用することによって大豆イソフラボンの服用量を抑えることが可能であると考えられました。

 

大腿骨骨量減少抑制作用および大豆イソフラボンの併用効果

 

 

2.大腿骨組織学的解析

1)大腿骨骨梁減少に及ぼす作用
2)大腿骨破骨細胞増加に及ぼす作用

Ⅱ.作用メカニズムの検討 (in vivo)

1.骨形成に及ぼす作用

1)骨芽細胞活性化作用
2)骨石灰化促進作用

2.骨破壊(骨吸収)に及ぼす作用
破骨細胞誘導抑制作用

 
 
 

 
関節の腫脹・炎症を抑制します。
軟骨の重要成分、コラーゲンの合成を促進します。
グルコサミンとの併用効果を確認しています。

 

Ⅰ.関節炎モデルラットに対する作用 (in vivo)

アジュバント誘発による関節炎モデルラットを用い、関節炎に対する作用を検討しました。

 

1)関節腫脹に及ぼす作用

アジュバントを右後肢に皮内注射することにより、10日目以降に現れる反対側の左後肢の浮腫(二次炎症)について測定を行いました。筋骨草エキス末群(0.1g/kg投与)はグルコサミン群(1g/kg投与)よりも強い抑制傾向を示しました。さらに、これら単独投与群よりも筋骨草エキス末+グルコサミン併用群では作用の増強が確認され、有意な浮腫率抑制作用を示しました。このことから、併用によって服用量を抑えることが可能であると考えられました。

 

2)関節の組織学的解析

左後肢足首関節の組織観察において、青紫色に染色された炎症性細胞が広範囲に確認されたことから、組織学的解析の結果、著しい骨破壊が生じていると考えられました。グルコサミン群(1g/kg投与)では炎症性細胞の滑膜中への浸潤と滑膜の増殖が認められましたが、対照群に比較して軽度なものでした。筋骨草エキス末群(0.1g/kg投与)では若干の炎症性細胞の滑膜中への浸潤が認められましたが軽度であり、筋骨草エキス末+グルコサミン併用群では炎症性細胞の浸潤はほぼ認められませんでした。また、併用群では有意な炎症スコアの軽減が認められました。

Ⅲ.コラーゲン合成に対する促進作用 (in vivo)